ブログにも書きましたが、Nintendo Switch版発売発表時に一目惚れしてやりたくてたまらなかったタイトルです。
発売されたので早速プレイしてみました!
前提
まず前提として、自分のプレイ環境・状況は下記になります。
プラットフォーム:Nintendo Switch
プレイ時間:7時間
クリア状況:クリア済み(追加エピソード含む)
購入価格:1,800円
概要
「忘れないで、おとなになっても。」はノスタルジックな昭和の世界を舞台にした”シネマティック・アドベンチャーゲーム”。
ため息の出るような、美しくも懐かしい「あの頃」の街並みを舞台に、ひとりの少年ミナトの、ひと夏の不思議な冒険がはじまります。本作は2020年2月よりスマートフォン向けに世界中で配信し、Google Play Indie Games Festival 2020「トップ3」ならびに特別賞「avex賞」を受賞、さらにGoogle Play ベストオブ 2020にて「2020:インディー部門」にも選出されたアドベンチャーゲームです。
Nintendo Switchでは、アプリ版のストーリー完結後の「後日談」が語られる新エピソードに加え、新しい「コレクションアイテム」を追加した「完全版」としてお届けします。【ストーリー】
どこにでもある小さな町『加賀美町』
母と妹と共に訪れた、ひとりの少年『ミナト』彼には密かな計画がありました。
それは、この町にいるはずの父を探すこと。ある、目的のために。
ようやく父の手がかりを見つけるミナト。
しかし…。手に入れたのは、父から託された謎の手がかり『七不思議ノート』
ノートに導かれ、ミナトは、はるかに遠く険しい旅路に出発します。 向かう先は、父と母が出会った「あの頃」の加賀美町。 そこは…33年前の世界!
https://store-jp.nintendo.com/list/software/70010000045373.html
特徴
よく練られた伏線、感動的なストーリー
ネタバレになるので具体的なことは書けないのですが、
主人公のミナトくんはある目的のために、過去の世界で『七不思議ノート』の謎を追っていくことになります。
前提として謎が提示されるストーリー構成のため、終始先が気になる展開で一気にプレイしてしまいました。
また、ストーリーの要となる伏線があるのですが、最終的にこの伏線が回収され、とても感動的な結末が待っています。
目頭が熱くなること必至です!
ボクセルで描かれた可愛いキャラクター
ボクセルで描かれたキャラクターがとても可愛らしい。
腕とかのパーツは全く動かないんですが、飛び跳ねたり、うつむいたりして感情表現してます。
セリフ回しのセンスが良いのと、感情のふきだしが表示されるので、表現力が貧弱だとかは一切思いませんでした。
登場する主要人物の子供たちはちゃんとキャラが立っていて愛着が持てます。
また、子供らしさの描写が上手で、子供たちの掛け合いが微笑まして終始ニヤニヤしちゃいました。
ノスタルジックな昭和レトロの世界
主な舞台は1987年の架空の町「加賀美町」。
昭和レトロな世界がボクセルで描かれており、昭和の時代を通ってきた人であれば懐かしい光景にノスタルジーを感じざるを得ないのではないでしょうか。
また、魅力的なのが加賀美町で生活する人々との会話です。
当時の時事ネタがふんだんに盛り込まれていて、当時を思い起こし「あった、あったw」とにやけてしまうネタ満載です。
また、ストーリーの経過で人々の状況に変化があったりとセリフが変わるので、ストーリーが進捗するたびに会話したくなります。
加賀美町のマップは正直広くはないのですが、これらの要素のおかげで密度が濃いので満足感がありました。
作りこまれた懐かしのコレクションアイテム
こちらのゲーム、コレクション要素がありまして、マップ中に隠された懐かしのアイテムを集めることが出来ます。
当時流行っていた駄菓子や玩具、雑誌など、ボクセルで作られたアイテムを閲覧することが出来ます。
権利の問題で微妙に本物とは違いますが、作りこみがすごい。細部までマジマジと眺めてしまいます。
そして、アイテムを解説するフレーバーテキストがあるんですが、これがまた面白い。
ついつい全部集めたくなっちゃいます。(ちなみに1つだけ回収出来ませんでした。。。)
追加エピソード
スマホ版では語られなかった、本編の後日談が収録されています。
ボリュームは30分程度です。
妹のミライちゃんの視点で、本編完結直後のストーリーが語られます。
本編と同じく時間転移が絡んでいて凝った話になっていますが、正直本編を体験した直後だと感動は薄味に感じてしまいました。
とはいえ、本編終了後の現在の世界が覗き見られるので、本編が気に入った方なら楽しめる内容になっています。
良かった点
ほぼ、特徴に書いた点なのですが、下記が良かった点になります。
- 謎あり、感動ありのストーリー
- 会話が楽しい
- 昭和レトロな世界にノスタルジーを感じられる
- コレクションアイテムを集めるのが楽しい
特徴に書いた点なので詳細は割愛します。
悪かった点
特になかったのですが、強いて言えば下記になります。
- 「ぼくのなつやすみ」ではない
- 移動が多少手間に感じることがあった
「ぼくのなつやすみ」ではない
悪い点ではないのですが。。。
プロモ映像を見て「ぼくなつ」的なものを想像してしまっていたのですが、「ぼくなつ」とは全く別物でした。
長い夏休みを過ごすゲームではありません。魚を釣ったり、虫を取ったりみたいな要素もありません。
ストーリーについても、概要にある冒頭の部分を見て分かると思いますが、時間転移が絡んだSFになっています。
多くの謎を含んだストーリーで、主人公の不安な心情を表現したBGM、SEで演出されている部分もあり、深夜にプレイしてて若干不安な気持ちになることもありました。
その点でも大分「ぼくなつ」とは毛色が違うと思います。
移動が多少手間に感じることがあった
些細なことですが、移動速度がそんな早くないので移動が手間に感じることがあり、ダッシュが出来ると良いのになと思いました。
こんな人におススメ
- 感動的なストーリーを味わいたい方
- 昭和のノスタルジーを感じたい方
- ボクセルが好きな方
評価
- シナリオ:5
- キャラクター:5
- クリエイティブ:4.5
- ユーザビリティ:3
- ボリューム:3
- 音楽:3.5
ということで 4.0 です!
とにかくストーリーが良いので、感動したいという人には是非おススメしたい一品です!
忘れないで、おとなになっても。
ジャンル:シネマティックアドベンチャー
プラットフォーム:Nintendo Switch, Steam
価格:1,800円(税込)
販売形式:ダウンロード専用
公式サイト
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